今月の初めに、北京の天安門広場に黒い白鳥(ブラックスワン)が舞い降りたことが話題になりました。
このブラックスワンは、災いの兆しとしているようです。今日は、このブラックスワンをもじったホワイト・クロコダイルのお話です。
まずは、ブラックスワンのお話から。
中国の不動産企業の「中国恒大(ちゅうごくこうだい)集団」が破綻するらしいのです。巨額債務をかかえ、株価も四分の一になっています。
ブラックスワン事象とは、「異常で、ショックなこと、後からでっちあげ説明がつく」という特徴をもちます。まさに、新型コロナウイルスにも当てはまりますね。
私がブラックスワンに関心をもったのは、恒大の株を買っていたわけではありません。(笑)
サッカーチームで恒大という名前をよく耳にしていたからです。
サッカークラブでの企業イメージがあったからです。かつて、一和産業もサッカークラブを持っていて有名でしたね。
この恒大の経営破綻は、リーマンショックほどではないにしても経済混乱を招くことは必至です。
今回も、偽シナリオを習近平が書いていることでしょう。習近平は恒大を潰して、その利権をそっくりいただく腹積もりのようです。
ブラックスワンがもうひとつ身近で当てはまるものがあります。
ブラジル教会の身売りの件です。
こちらは、ブラック鶴(クレーン)ということなのかもしれませんが。
ブラックスワン以外に「灰色のサイ」事象というものもあります。
灰色のサイは、「普段はおとなしいが走り出すと誰にも止められない」、「起こるとわかっていながら、軽視されてきたこと」に対する例えのようです。
ブラジル教会の事例は、むしろ、こちらの「灰色のサイ」の例えが適当なのかもしれません。
しかし、ブラジルにはサイがいませんので、去勢されたワニということになるでしょうか。
去勢クロコダイルに突然かみつかれて、大騒ぎになっているといったら失礼でしょうか。
教会組織にしがみつく時代の終焉かもしれません。
そうした意味で、組織における「ズルさ」や駆け引きを抜きにした、自分が本当に大切にする家族、友人、シックと、優しい関係をもつことに目をむけるのに、よい機会を得ることになったのかもしれません。
灰色であろうと、黒であろうと教会組織の獰猛さや愚かさが変わらないなら、いったん逃げてみる、休んでみる、余計なことに神経を使わないということもよいのではないでしょうか。
私たちには、サイでもスワンでもどちらでもかまいませんが、起こってしまったこと(破綻などの逆境)には、謙虚に天の深い意味があると考え、また成長の機会ととらえ、したたかにサイ出発できればよいでしょう。
逆境を肯定的にとらえる人たちには、天が導かれます。私は、これを「天運到来のホワイト・クロコダイル」とひそかに呼んでみました。
変化の風をとらえて歩んでいければよいと思います。生命(いのち)まで、取られたわけではありませんので。