失敗は悪いことじゃない。

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かつて、

私の中に潜む非難の思いは、

お父様に向けられていた。

とくに、六マリアに関しては

「なんて自己中心で、軽率な人なのか」

と怒りを覚えたものだ。

しかし、物事はそう単純ではない。

当の本人が真相を話さない。

相手のマリアたちも何も語らない。

何か摂理的な内容があるかとも思える。

それが何であるのかがわからない。

誰も説明できない。

航空機の事故後、ブラックボックスが回収される。

事故の捜査がすすめられ、事実が明らかになる。

六マリアのブラックボックスは

開けられてはいない。

ミス(失敗)があった場合

多くの場合は、犯人捜しがなされる。

そしてそれは、そのままスケープゴートになる。

誰もがこのスケープゴートになることに

危険を感じ、沈黙する。

仮にそうなった場合は

逃げるしかない。

一番非難されたお父様は

今はもうこの世にはいない。

しかし、非難は永遠に続くかのようだ。

墓を掘り返し、

失敗は許されないのだと浴びせられる。

お父様の六マリアの問題は

失敗であったとしても、

検証する挑戦は必要だ。

そうすれば、

私たちも完璧を求めすぎていたことを

教訓にすることができる。

自らを振り返ってみてほしい。

今まで、

なんと多くのミスや過ちをしてきたことか。

家庭連合(旧統一教会)を選択したのは

私自身なのだ。

その選択ミスは言い逃れできまい。

失敗したという認識を持ったとしても

「目標は達成できない」ということではない。

失敗から学習できるからだ。

創造は

そんな気持ちの切り換え、

環境から生まれると思う。

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