多様性による解怨


家庭連合によれば、

南北統一のために、

6・25動乱の解怨が重要とのことです。

さらに

韓半島の南北分断の責任は

日本にあると言いたいようです。

物事はそう単純ではないのでは?

スケープゴートが必要なのでしょうか。

家庭連合は、

南北統一ではカインの気持ちを考えよ、

と言います。

カインは親である神様から捨てられたと

恨んでいると言います。

カインである北朝鮮に

親の愛を示していかないといけないとも

言います。

現実は

親のように物心両面で

北朝鮮をかばい、援助しているのは

中国、ロシアではないでしょうか。

これはアベルである韓国が

親の愛を示せないからです。

南北統一にどれだけ、

家庭連合の解怨行為が効果があるのか

私にはわからない。

もちろん、無駄だとまでは言いません。

ただ、私がサタンの立場に立ってみれば、

日本がどんなに6・25動乱の解怨や

その他の解怨をやり抜いても

別な点を突いてくることは

明らかだろうと思います。

それは、統一家の分裂。

お母様とご子女様方の親子関係の清算。

これがなされないかぎり

南北統一などありえないということです。

息子はアメリカにいってしまった。

父母の地である韓国にはいないのです。

恨でしかないのです。

北には息子がちゃんと立っているのに

なぜ、南に毅然とした息子が立たないのか。

母親が常に出て来ては、

息子は不在ですと言い訳するのですか。

越えなければならない38度線は

お母様とご子女様のこころに

あるのではないでしょうか。

サタンはほんとうにシビアなのです。

人間の一番のこころの奥の

その底にある闇を

知り抜いているからです。

私たちも同じです。

伝道対象者から、

「なぜあなた方は、親を泣かせているのに

人類のしあわせを説くのですか」

と言われてきたではありませんか?

昔は

蕩減だ、摂理だと

言い訳はいくらでもできたのです。

もはや、今はできないのです。

氏族メシアという祝福が、

み言が

世に出してしまったからです。

南北統一も

シック一人ひとりのこころの中にある

わだかまり、

怨み、嫉み、怒り、悲しみ、苦しみを

ひとつひとつ解放しないと

前には進まないのです。

解怨を先祖とか、過去の出来事とか、霊界に

求めていては

本当に間(真)が悪すぎるように思います。

先祖解怨によって、

自分自身のこころの最前線の闘いを

放棄しているか、

後回しにしているように見えます。

今は、目の前の愛せない人と向かい合い、

己のこころを転換させていくことが

解怨となります。

なぜなら、

神様は

今を私たちとともに

生きておられるからです。

今、私のこころにおられる

神様を解放してさしあげること。

そうすれば、民族、国家は動きます。

過去のご先祖様や過去の方々には

感謝のこころを持って

シック一人ひとりが

ご自身で祈ってあげることで

充分なのではないでしょうか。

人の捉え方はみな違うということが

ようやく世界の人々にもわかったきました。

ですから、

先祖解怨も

ひとつの捉え方としてはよいのです。

しかし、すべてではありません。

他に有効な方法があることも

可能となります。

シックが百人いれば、

百通りの南北統一のための方法が

見出されていくこともありなのです。

問題解決に、救世主は、

一人でなくてもよいかと思います。

神様は

今は、多様性の時代だと

表明しているのです。

日本は

世界に息子、娘の国をたくさん

育てることができます。

愛ある知恵と創造力を

結集して

発揮することができます。

残念ながら、

息子が立たない韓国は

母を虐げる役まわりになっています。

いつまでも父(アダム)にはなれない、

または父不在の

幼き民となっているのです。

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