勝ち馬に乗ったあとのこと


新たな日本の首相が決まり、岸田新内閣が発足しました。

今回の総裁選挙で敗れた側の小泉氏、石破氏、河野氏はしばらくは忍耐ですね。それと二階派もそうですね。

この新内閣の中に私の地元選出の議員が大臣として入閣されています。おめでとうございます。

この組閣を見て、あらためて政治とはこういうものかと知った次第です。

というのは、今回入閣した地元選出のA議員は、以前から総裁選で敗れたB氏とは親しい関係だったのです。一緒に選挙応援に駆けつけ、お互いを尊敬し合う姿を私も実際見て知っています。あれは、今思えば、互いの演出だったのかもしれません。

いずれにしても、今回はみごとというか、うまくというか、岸田氏という勝ち馬に乗りかえることができたようです。

そして、大臣の座を射止めたということでしょうね。

私は、このA氏を揶揄する気にはなれません。落選も経験し、日頃から勉強熱心はあたりまえで、現地の方々と常に接しながら、共に食したり、話を聞いたりする、努力される姿を知っているからです。

勝ち馬に乗るの意味が、とかく自分が努力することなく、便乗して恩恵を受け取ると捉えがちです。

本当は地道ですし、ひたむきであってほしいものです。その上で、したたかさもあるのだと思います。

政治の世界は魑魅魍魎が住むと言います。

同じしたたかさでも、立憲民主党のトップは人相が悪くなってきました。共産党と限定的とは言え、協力関係をつくりはじめたからでしょう。したたかさにも悪臭があってはだめですね。彼の自慢の福耳も、今は張りもなく、たれぎみのようです。

やりたい事をやるにしても、そもそも大将・トップが勝たなければできないことは、現実にあります。

わたしも小さな次元ですが、自分の主張を押し通す時には、組織の上層部を巻き込むことを考えます。

これは実に話が早く決着します。

一方、ダメな上司のとき、あるいは上層部のときは、ひたすら忍の一字となります。

しかし、組織のトップと話ができれば、案外すんなりいってしまうこともあるので、おもしろいところでもあります。

私も勝ち馬に乗るのは大好きです。ですから、常にトップの運勢を見続けています。

組織のトップの運勢の見抜き方は、その人物の顔の色つや、声の張り、目力、そして主義・主張の内容にどこまで公(おおやけ)を優先する思いがあるかで、私は総合的に判断していきます。

もちろん、宗教組織のトップであっても同様です。

国のトップはその国の運勢を必然的に表しています。当然、正統な選挙で勝った、勝ち馬です。

しかし、勝ち馬は、やがては価値馬となり、名馬とならなければ意味がありません。

名馬となって、初めてその国の品格までも現わすことができます。

お隣の国の事を言って申し訳ありませんが、どうもお隣の国のトップは幼稚な子供に見えてしかたがないのです。

メリーゴーランドの木馬でしょうか。同じところをクルクルと空回りしているようです。

犬は食ってもいいと思います。でも、人を食ったような態度は困ったものです。次にトップになる人物は、約束は守るという最小限の品格は備えてほしいものです。

日本は美しい名馬が育つ土壌を持っています。さらにそこから、品格を超える領域をも備えています。

それは日本というお母さんが、難産をして、母体を損なっても、生まれてくる子供たちのために血を流してきたからです。

しかし、国の対立や宗教対立で血を流すことはしたくはありません。

日本は、名馬のような人物、それを育てる土壌(仁の心)をこれからも持ち続けていく国となります。

そんな祖国を静かなる誇りをもって、見つめることができることに感謝しています。

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