年末年始にかけて、牛乳の原料となる生乳(せいにゅう)が
全国で約5000トンくらい、大量に破棄される恐れが出ているようです。
「国民の皆さんできるだけ、牛乳を飲んで協力をお願いしたい」と
政府が呼びかけています。
大手コンビニの中には、ホットミルクを大晦日と元旦に通常料金の半額で
提供することにしたところもあるそうです。
コロナ禍で飲食店などの需要が減り、年末年始の学校給食の休止などが
原因のようです。
そこで、我が家でも私達夫婦と末っ子、そして愛犬で
緊急参戦することにしました。(笑)
牛乳をたくさん飲むというのは難しいので、
牛乳からヨーグルトを作って、食べることにしました。
愛犬はヨーグルトと聞いただけで、目を輝かせて飛んできますよ。(笑)
ヨーグルトは、、新石器時代を期限とし、世界中で今も食されています。
現在のトルコあたりがルーツになります。
トルコ語でヨーグルトは攪拌(かくはん)する、濃厚を意味します。
当初のヨーグルトは偶然の産物だったようです。
中近東の気候は、朝に牛の乳を搾れば、昼には醗酵が始まります。
そしてヨーグルトになるとか。
ヨーグルトは、古代思想家の間でも重要な位置を占めていました。
消化と腸の健康という分野で、
「医学の父」ヒポクラテスや「歴史の父」ヘロドトスも
ヨーグルトに言及し、後世に強い影響を与えました。
一方、ヨーグルトは、信仰の象徴でもありました。
聖書、タムルード、コーラン、仏典などの宗教書に記載されています。
特に、旧約聖書では、聖なるものとしての位置づけです。
創世記18章8節には凝乳(ぎょうにゅう=ヨーグルト)の記述があります。
アブラハムが多くの子どもに恵まれ、長生きできたのも
凝乳のおかげかもしれません。(笑)
チベット自治区では、ヨーグルト祭が開催されます。
修行を終えた僧侶に村人がヨーグルトを施したことが始まりです。
紀元前1500~500年頃のインドの文献には「神々の食べ物」として
ハチミツと凝乳が登場します。
自家製ヨーグルトは、牛乳と種菌でつくります。
鍋で忍耐強く、温めて作ったりすると、手作り感満載です。
しかし、今回は簡単にヨーグルトメーカーで作っちゃいました。(笑)
これで、培養とかもまかせっきりでできちゃいます。
牛乳パックのまま作れるので、簡単・衛生的です。
パック牛乳(1000mlまたは500ml)と
ヨーグルト菌(市販ヨーグルト/ヨーグルト菌)だけで、
自動メニューで作れます。
クリスマスはケーキ以外にも、ヨーグルトを召し上がってはいかがですか。(笑)