今年も終わろうとしていますが、相変わらず紛争が絶えない一年でしたね。
なぜかと考えてみます。
それは神が望んでいるからということになるからでしょうか。
少なくともイスラムの神様は望んでいるようですね。
イスラム国家支配による世界制覇まで戦い(テロ)は続きます。
もちろんイスラム教徒個人においては戦いよりも、他人に奉仕し、
平和を愛する人たちもいることでしょうが。
しかし、イスラム教の論理ではすべての人類がイスラムの神の民になるまで
普遍的に革命をもたらし、戦い続けるといいます。
だから、イスラムの世界統一まで戦争はなくならないのだといいます。
そして互いの心の根底には、憎悪や嫉妬があるからでしょうか。
いがみあっているアラブとイスラエル(ユダヤ)は人類の課題でもあります。
旧約聖書にはこんなお話があります。
アブラハムの二人の息子の話です。
カルデアからカナン(今日のパレスチナ)に移ったアブラハムと妻サライには子どもがいませんでした。
そこでエジプト人ハガルとの間に男の子をもうけました。
アブラハムはその子をイシュマエル(アラブ人の祖先)と名付けました。
その後、サライもイサク(イスラエルの祖先)という男の子を生みました。
サライは夫アブラハムに頼んでハガルとイシュマエルをパレスチナの荒野に放逐しました。
イシュマエルはこの恨みを忘れませんでした。
多くの人たちは、たんなるお話と思っていることでしょう。
でも実際は6千年前(大昔)からの恨みが重なって今日に至っているのです。
兄弟(異母兄弟)同士の恨みを解くことは難しいのです。
私にも弟がいます。
その弟の恨みを解くことができたのは、私がこのお話をおろそかにしなかったからです。
そして、得たものもすべて与えて忘れることが和解への近道のようです。
新しい年はもっともっと神様に尋ねお話できる年にしたいものですね。
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