今年は民主主義と権威主義が鮮明になった年でした。
こう言うと、自由主義と社会主義のイデオロギー、価値観、
思想を思わせます。
ところが中国は、米国型民主主義(堕落した民主主義)と
中国型民主主義(多元的民主主義のひとつ)という
主張をしています。
これをどう解釈するかです。
民主主義の主義を日本語の主義(思想、価値観の意味)に
当てはめてはいけません。
デモクラシーという言葉が日本に入ってきたときに
誤訳されたのでしょう。
正しくは、民主政治です。
つまり、「民衆が政治する体制」となります。
それに対して、中国は
「権威者(権力者)が政治する体制」となります。
中国は、自らも民主主義国家と今後も主張してくるでしょう。
そういうときは、
日本は、民主政治の国であり、自由主義の国です。
そして、中国は権威政治の国であり、権威主義の国です。
と言えばよいでしょう。
民主主義という言葉を使用しないことが肝心です。
国家がどういうふうに治まっているのかという
分類をきちんとします。
ですから、デモクラシーには良いとか、悪いとかの
価値観を当てはめるべきではないのです。
イエス様がもし政治を行えば、
神権政治にもなりますが、独裁政治とも言われます。
しかし、民主政治にはなりません。
民主政治が、常に正しいとは限りません。
愚かな元首を民衆が選ぶということも実際にはあります。
ヒトラーの政治もドイツ国民が投票した結果なのです。
国の元首が愚かなのは、国民の愚かさの現れとなります。
これがデモクラシー(民主政治)の怖いところでもあります。
しかし、国民が賢ければ、賢い政府ができることも
可能です。
賢いのはい良いのですが、ズル賢いのはごめんですね。
新しい年に、彼の国の政治はどうでしょうか。
日本の民主政治と、中国の権威政治は大きく違います。
日本の民主政治と韓国の民主政治もやはり違います。
政治ではお互いに合わないのです。
慰安婦、徴用工、そして竹島も政治では解決しません。
日本の民主政治には、いろいろな主義、イデオロギーを
包み込む力があります。
自由主義や保守主義、社会主義、共産主義、民族主義等
いろいろな政党やグループを包み込んでいます。
「真のちちはは主義」も
天皇家が象徴的にすでに取り入れています。
日本型の民主政治に
天皇家による君主制であることは、
彼の国よりも、真のちちははの思想と
その愛にもっとも近いということです。
このことはとても誇りに思います。
今年一年、ブログを訪れてくださいました方々に
感謝申し上げます。
良いお年をお迎えください。