のの様とお壺様

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一年でも一番寒い時期をむかえました。

日本では、「寒に入る」とか「寒の入り」とか言います。

最近は、薄手の防寒インナーやタイツがあります。

ハイネックとフリースをその上に着ています。

先日は、氷点下マイナス10度を越えました。

セーターをフリースの代わりに着てみました。

外に出かけるときは、さらにジャケットを羽織ります。

これで寒さ対策は十分です。

セーターはごわごわするので、今までは着ませんでした。

亡き母の手作りセーターを見つけました。

着てみると、

温かで気に入っています。

デザインはいまいちですが。(笑)

冬の夕日は、夏場に比べて沈むのが早く、夕焼けの色も

すぐに深い闇に包まれます。

ひとときの残照を見ていると、

若き日にみ旨にいそしんだ余韻を思い出させます。

舞い上げられた雪が

地面に触れたとたんに溶けて消えていく。

そんな風花(かざはな)にも似た

遠い昔の記憶のさだめでしょうか。

寒月の冴え冴えとした光を見るのも、

またよしです。

昨年末に、家内の実家からお壺様が届きました。

跡継ぎである義理の弟が家内宛に

送ってきたのです。

家内の御両親はすでに他界しています。

扱いに困っていたのでしょう。

お月様やご先祖様や仏様を私の地方では、

のの様と呼びます。

私の実家は仏壇もあります。

神棚もあります。

そして、お壺様も。

床の間と玄関にそれぞれ鎮座しています。

すべてが共存しているのですね。

実家の玄関脇の李朝型には、

南天(なんてん)の小枝がさしてあります。

南天には災いを転ずる=「難(なん)を転(てん)ずる」

のいわれがあります。

父が用意したものなのでしょう。

我が家でも、さっそく御父母様の写真横に、

お壺様を据えて、お迎えいたしました。

ただ、お壺様の脇には

南天ではなく、

ちゃっかり、

宝くじ券が添えられていたのですが。

なんだかなあ。(笑)

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