ロシアのウクライナ侵攻はかなりのストレスになります。
どうしようもない、憤りとか、不安、悲しみといった感情を持ちます。
こうした時、素直に感情を吐き出せればよいのでしょうが
じっと耐えることもあります。
昔でしたら、一人、煙草を吸って落ち着かせていたかもしれません。
今日は、何か軽めのお話なんかがいいのかも。
なぜか、題名が気にいったので、読んでみました。
普段、この手の本は読まないのです。
「めでたくない」という気持ちをぶちまけている。
そこが気に入りました。
いくつかエッセイがある中に、いたずら電話の話がありました。
無言電話とか、エロ電話がかかってきて困ったという話です。
最初、作者は無言電話を何も言わずに切っていたようです。
そのうちに何度もかかってくる無言電話に、作者は闘争心が出て来て、
「逃げられない、戦わなければ」と思ったようです。
渋る警察に執拗に頼み込み、犯人の電話番号を突き止めたそうです。
そこからが作者の反撃です。
むろん、相手への無言電話のかけまくりです。
被害者から加害者になっています。
報復なのです。
それから、無言電話はいっさいかかってこないそうです。
実に、あっぱれだと感じました。
この手のいたずら電話ごときには、
警察では相手にしてくれないからです。
てっとり早く止めさせるには、報復以外にありません。
抑止力などと言わない。報復力なのです。
ちなみにエロ電話については、
娘さんが対応しました。
「もし、もし、ボクネ、今、アソコ握ってるのよ」
「そうですか。では握っていて下さい。」ガチャン。
九十歳のばあさん(作者)が報復したら、何をしたか、いや言ったか。
過激な一言をお見舞いしたに違いありません。
(これは私の想像ですが)過激すぎて本には書けなかったようです。
気分がすぐれない時は、映画を観ることもあります。
昨日、レンタルビデオではなく、劇場にまで行って観てきました。
車をていねいに運転するドライバーと、その持ち主の話。
映画では、やたらと二人ともたばこを吸います。
少なくとも、私にはそう感じてしまいました。
とうとう車の中でも吸うのです。
車を大切にする二人なら絶対やらないのに。
やりきれないからでしょう。
おかげで観ているこっちまで、
おもいっきり吸った気になってしまいました。(笑)
それでも気持ちは落ち着かないのです。
世の中では、セックスとか、たばことか、お酒とか、
普段なら気が紛れます。
そんなもので、ミサイルからは逃られないな。
世の中、何がめでたい、なのです。